メニュー

【循環器専門医が解説】不整脈が悪化する悪習慣は?

[2025.11.17]

 

 

💔不整脈を悪化させる!現役循環器内科医が警告する【NG習慣5選】〜心不全・脳梗塞を招く前に〜

みなさん、こんにちは。すみだブレインハートクリニック院長の玄です。

突然ですが、「最近、心臓がドキドキする」「健康診断で不整脈を指摘されたけど放置している」ということはありませんか?

不整脈は非常にありふれた病気ですが、その裏には「心不全」や「脳梗塞」といった命に関わる病気が潜んでいる可能性があります。

私は毎日多くの不整脈患者さんを診察する中で、不整脈を悪化させている**意外な共通点(NG習慣)**に気づきました。知らず知らずのうちに続けているその習慣が、あなたの心臓に大きな負担をかけているかもしれません。

この記事では、現役の循環器内科医である私が、不整脈を悪化させる特に注意すべき5つのNG習慣を専門医目線で具体的に解説し、今日からできる対策とともにお伝えします。

自分や家族の健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。


🩺 不整脈とは?簡単に解説します

不整脈とは、心臓の拍動リズムが乱れる病気です。

健康な心臓では、電気信号が一定のリズムで流れ、「ドクン、ドクン」と規則正しく拍動しています。しかし、この電気信号の流れが乱れると、拍動のリズムも乱れてしまいます。

不整脈には、拍動が速くなる**「頻脈」、遅くなる「徐脈」、そして不規則になる「期外収縮」「心房細動」**などいくつかの種類があります。中でも、代表的な不整脈である「心房細動」は、心不全や脳梗塞の原因になる怖い不整脈です。

ある習慣によって不整脈の頻度は増加することが知られており、放置するとやがて重い病気へと進行してしまうことがあります。それでは、具体的にどんな習慣が不整脈を悪化させるのでしょうか?


⚠️ 現役医師が警告!不整脈を悪化させるNG習慣5選

実生活で避けるべき、特に注意が必要な5つのNG習慣について解説します。

1. アルコール(特に大量摂取)

「お酒は百薬の長」という言葉がありますが、不整脈に関しては「毒」になり得ます。

アルコールを大量に摂取すると、心臓の電気信号が不安定になり、不整脈を引き起こしやすくなります。実際に、飲酒した日にだけ心房細動になる患者さんもいらっしゃいます。

「飲みすぎると動悸がする」という経験がある方は要注意です。これは酔っているだけでなく、アルコールが引き金となって不整脈を起こしている可能性があります。

  • 📘 専門的な知見: 心房細動のカテーテル治療後、飲酒量を制限(断酒)したグループは、制限しなかったグループに比べて、心房細動の再発が27%減少したという報告があります。

✅ 今日からできる対策

  • 飲酒量を減らす: 完全にやめるのが理想ですが、難しい場合は1日の飲酒量を抑えましょう。

  • 休肝日を設ける: 週に2日以上、お酒を飲まない日を作りましょう。アルコールの心臓への影響は、血中濃度が下がった後も脈が上昇したり不整脈が起きやすい状態がしばらく続くとされています。休肝日がないと心臓が常に負担を負うことになります。

2. 寝不足

「たかが寝不足」と侮ってはいけません。睡眠は、心臓が休むための大切な時間です。

慢性的な寝不足は自律神経のバランスを乱し、心臓が常に緊張状態となります。この状態が続くと、心拍数や血圧が上がり、心臓が疲弊して不整脈が起こりやすくなります。

「朝までゲーム」「寝る前のスマホ」が習慣になっている人は、要注意です。

✅ 今日からできる対策

  • 6〜8時間の睡眠を確保する: 個人差はありますが、最低でもこの時間の睡眠を目標にしましょう。

  • 寝る前のスマホを控える: 画面から発せられるブルーライトは、睡眠を妨げる原因になります。「スマホ見ながら寝落ち」の習慣を見直しましょう。

3. 肥満

「ちょっと太っただけ」と軽く考えていると、不整脈の直接的な原因になり得ます。

肥満は全身の炎症を引き起こし、これが心臓の電気信号を乱す原因となります。さらに、肥満によって心臓の周りにも脂肪(内臓脂肪)がつくことがあり、これが心臓の動きを妨げ、電気信号を乱します。これは心臓に余計な重りをつけて生活しているような状態です。

  • 📘 専門的な知見: 太っている人は、痩せている人に比べて、心房細動になるリスクが2倍以上高いというデータがあります。

✅ 今日からできる対策

  • 適正体重を維持する: BMI(体格指数)を18.5〜25の範囲に保つように心がけましょう。

  • バランスの取れた食事: 野菜や魚を中心に、高脂肪な食事、間食や甘い飲み物の摂取を控えましょう。

  • 適度な運動を習慣化する: ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。

4. いびき(睡眠時無呼吸症候群のサイン)

大きないびきは、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のサインかもしれません。

SASは、睡眠中に呼吸が何度も止まり、体内の酸素濃度が低下する病気です。酸素が足りなくなると、心臓は「もっと酸素を運ばなければ!」と必死に心拍数を上げて頑張ろうとします。

本来休息するはずの睡眠時間にも心臓に大きな負担がかかり、疲弊することで不整脈を起こしやすくなります。

  • 📘 専門的な知見: 睡眠時無呼吸症候群は、心房細動のリスクが3〜5倍になるとされています。

✅ 今日からできる対策

  • 医療機関を受診する: 家族にいびきを指摘されたり、日中の眠気が気になる場合は、症状がなくても医療機関で検査を受けてみましょう。

  • 適正体重を保つ: 肥満はSASの最大のリスク因子です。

5. 生活習慣病の放置

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を「自覚症状がないから大丈夫」と放置していませんか?

これらの病気は、血管や心臓に慢性的な負担をかけ続け、自覚症状が出た時には手遅れになることもあります。

特に高血圧は、心臓が全身に血液を送る際により強い力が必要となるため、心臓に大きな負担をかけます。この負担が続くと、心臓の筋肉が厚くなったり心臓が大きくなったりします。この変化が心臓の電気信号を乱し、不整脈を引き起こします。

生活習慣病は自覚症状がなくても**"静かに進行"**するため、放置せずに正しい治療を続けることが重要です。

✅ 今日からできる対策

  • 定期的な健康診断: 毎年必ず受け、体の状態を把握しましょう。

  • かかりつけ医を持つ: 異常が見つかった場合は、放置せずにかかりつけ医に相談し、薬の服用、食事療法、運動療法など、医師の指示を正しく守りましょう。


🌟 まとめ:心臓と未来の健康を守るために

今日お伝えした不整脈を悪化させる5つのNG習慣は以下の通りです。

  • アルコール

  • 寝不足

  • 肥満

  • いびき(睡眠時無呼吸症候群)

  • 生活習慣病の放置

これらの習慣を見直すことで、不整脈のリスクを大きく下げ、心臓と未来の健康を守ることができます。

不整脈は、放置すると「心不全」や「脳梗塞」といった病気に進行するリスクを高めます。心臓病は年齢に関係なく発症することがあります。

「もしかして、自分も当てはまるかも」と感じた方は、決して一人で悩まずに、まずは医療機関(循環器内科)を受診してください。早期発見、早期治療があなたの未来の健康を守ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME