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パーキンソン病

パーキンソン病とは

パーキンソン病は脳の異常のために体をうまく動かせなくなってしまう病気です。体が震えたりうまく歩けなくなってしまいます。高齢になるほど多くなる病気であり、ほとんどは50歳以上の方に生じます。日本には約20万人の患者さんがいらっしゃると言われています。60歳以上の100人に1人がパーキンソン病と言われており、決して珍しい病気ではありません。

治療をしないと「5-10年で寝たきりになる」と言われています。現在は効果的な治療薬もあり、発症から長年に渡り生活の質を保つことが可能になってきています。

 

パーキンソン病の原因

脳のドパミンという物質の不足によって起きます。ドパミンは脳の中心にある黒質という部分で作られます。黒質の働きが低下し、ドパミンが減少することがパーキンソン病の原因です。

 

パーキンソン病の症状

パーキンソン病では体をうまく動かすことが難しくなってしまいます。手足が震えてしまい、歩くのがゆっくりになってしまいます。

  • 手足や体の震え
  • 筋肉が固くなっている
  • 動きが遅い
  • 立っているときにバランスを崩しやすく転びやすい

というのがパーキンソン病の症状です。他にも自律神経の障害を起こしやすいです。

  • 便秘
  • おしっこが近い
  • 立ちくらみ
  • 気分が晴れない
  • 眠れない

といった多彩な症状を起こします。

 

パーキンソン病の診断

  • 手足や体の震え
  • 筋肉が固くなっている
  • 動きが遅い
  • 立っているときにバランスを崩しやすく転びやすい

この中のいくつかに当てはまる場合はパーキンソン病の疑いがあります。その場合は追加で検査をします。血液検査や頭部MRIの検査を行います。また内服している薬を確認します。

これらの検査結果や症状から、総合的にパーキンソン病の診断を行います。

 

パーキンソン病の治療

パーキンソン病の治療は、不足したドパミンを補う治療が中心です。症状があっても日常生活に支障がない段階では、一般的に薬の投与は行いません。生活や仕事に支障が見られるようであれば薬の投与を行います。

治療の目標は

「パーキンソン病の症状を和らげ、生活の質を保つこと」

「同年代の方と同じように日常生活や社会生活を送れること」

です。

 

パーキンソン病の治療はここ数年で大きく進んでいます。飲み薬以外の治療法も開発されて来ています。お困りの際はぜひご相談ください。

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