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MCIスクリーニング検査

MCIとは

軽度認知障害をMCI(Mild Congnitive Impairment)と言います。MCIとは正常と認知症の中間と言われています。認知機能が低下しているものの、日常生活への影響は無い、もしくはごく僅かである場合をMCIと言います。日本には400万人以上のMCIの方がいらっしゃると言われています。MCIの有病率は高齢者で15~25%、罹患率は20~50/1000人/年程度と想定されています。また、MCIから認知症に進行する確率はおよそ5~15%/年、また、MCIから正常へ戻る確率はおよそ16~41%/年と考えられています(認知症疾患診療ガイドライン2017より)。

 

MCIと言われた時は

MCIから認知症への移行を防ぐためには

  • 生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病)の治療をしっかり行う。
  • 脳を活性化させる。積極的に人と会い、体を動かす。

という2つのことが大事です。現在のところ、「MCIに効く薬」というのはありません。そのため、MCIを早期発見し、認知症へ進行しないような生活を送っていくことが大切です。

 

MCIスクリーニング検査とは

アルツハイマー型認知症は発症の原因の一つとされているアミロイドβは、老化や生活習慣の乱れにより脳内に蓄積されていきます。現在、アルツハイマー型認知症の発症は「血管の老化」や「神経毒性物質であるアミロイドβの蓄積」が原因とされています。本来人間の体には、脳内からアミロイドβを排除する仕組みが備わっていますが、生活習慣病や血管の老化が進み、血管の弾力性がなくなるとアミロイドβを排除する能力が低下してしまい、脳内に蓄積するといわれています。この結果認知機能の低下を招き、アルツハイマー病につながると考えられています。
MCIスクリーニング検査プラスでは、その血管の老化やアミロイドβの蓄積に関与するタンパク質の血液中の量を測ることで、MCIになりやすいか(または既にMCIの可能性があるかどうか)を評価します。

MCIスクリーニング検査プラスについて詳細はこちらをご覧ください。

MCIスクリーニング検査について詳しく見る

 

MCIスクリーニング検査の対象

・もの忘れなど認知症の症状はないが、リスクがあるかを知って生活改善を行いたいとお考えの方

※認知症の診断には使用することはできません。認知機能低下に不安のある方はもの忘れ外来の受診をお願いいたします。

 

MCIスクリーニング検査の費用

18000円(税別)

 

MCIスクリーニング検査の流れ

検査は血液を採取して行います。2~3週間ほどで結果が届きますので、ご来院いただき、医師から説明を行います。もの忘れや認知機能低下について不安がある場合は、脳と健康のサポート外来で継続的にサポートさせていただきます。医師、もしくは看護師へご相談ください。

 

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