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動悸

動悸とは

動悸とは自分の心臓の拍動を異常に感じる症状です。脈が速くなる、脈が強くなる、一瞬ドキッとする、何か違和感があるなど様々な症状があります。細かく聞くことによりかなり診断を絞ることができます。

 

動悸の原因

不整脈で起きることが有名ですが、不整脈以外でも生じることがあります。貧血や甲状腺機能亢進症においても脈拍が速くなり、動悸が生じることがあります。心不全などで起きる息切れを、動悸と表現していることもあります。動悸の原因は多岐にわたるため、起こる状況や症状について細かくお聞きしています。不整脈については下のページをお読みください。

不整脈

 

動悸の検査

まず動悸が不整脈によるものかどうか問診で大方の予想をつけます。動悸の場合は心電図を行っています。動悸やめまいが現在も続いている際は、心電図で診断が付きます。貧血や甲状腺機能亢進症が疑わしい場合は血液検査を行います。

動悸を生じたが今は症状がない方は、診察時の検査のみでは診断がつかないことがあります。その場合は「症状があった時の心電図を取りに行く」というのが基本的な考え方です。一般的には24時間心電図を装着し、24時間の心電図を持続的に記録します。「月に1回動悸がある」といった頻度が少ない症状を訴える方も数多くいらっしゃいます。症状自体は月に1回でも不整脈はもっと多い頻度で出現していることがあり、そのような際もやはり24時間心電図を行なっています。装着している24時間の間に症状があれば診断が付きます。装着している24時間の間に症状も不整脈もない場合があります。その場合は「不整脈疑い」となります。不整脈疑いの場合は、携帯心電計という装置を使用しています。携帯心電計を一定期間貸し出し、症状が出た際に記録をしてもらいます。ご自身で症状があったときに心電図を記録して頂く検査です。使い方はこちらでご案内します。

携帯心電計 ●

携帯心電計でも記録ができない場合は、今までの経過からどの不整脈がどれくらいの確率で疑われるかが大事になってきます。失神などを生じるような重篤な不整脈が疑われる際は、ループレコーダーという治療を行います。ループレコーダーは体内に植え込む手術が必要です。動悸のみでループレコーダーの適応となる方は非常に少ないと思いますので、適応となる方には個別に説明致します。

動悸の時の心電図が捉えられず診断が付かない方には、検脈を指導しています。自分で脈を測り、実際動悸の時に脈が早くなってたのか、不規則だったのかなどを自分で触れることによりある程度の診断が付きます。必要な時は検脈を当院で指導しています。

検脈

将来的にはApple Watchなどで人間の全心拍をモニターするようなことが可能になるのではと期待しています。現状では検査精度などの問題で、参考情報として扱っています。

 

動悸の治療

治療は動悸の診断名に準じて行います。

 

最後に

動悸は悩んでいる方が多い疾患の一つです。多くの動悸はしっかり診断がつけることが可能です。特に毎日動悸がある場合は確実に診断がつきます。お困りの際は当院へお越しください。

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