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検脈

検脈とは

検脈は一般的に手首の血管で行います。

手首の内側の親指側に血管の拍動を触れます。肘から先の血管走行には個人差があり、触れないこともあります。触れない場合は逆の手を調べてみて下さい。脈は一定の間隔で拍動するのが正常です。

動悸がある場合は、動悸の時に検脈を行ってみて下さい。安静時に脈が15秒で25回以上の時は頻脈とみなしています。一定の間隔とは外れた脈が生じている場合は脈が不整とみなしています。

上の青の矢印が正常な脈拍です。正常な心電図が下に示してあります。このように心臓の脈は一定の間隔で拍動します。1分間に50-100回が正常範囲と言われています。

 

頻脈=脈が15秒で25回以上の時

運動時や緊張時には脈拍が上昇し、頻脈になります。まず頻脈だった時は安静にして5分後に再度検脈して下さい。それでも脈が15秒で25回以上の時は頻脈と判断します。頻脈性不整脈のページをご参照ください。

頻脈性不整脈

 

脈が不整の時

脈が規則的でない場合は脈が不整です。一拍だけ脈が不整の時と、全てバラバラの時に分かれます。

一拍だけ脈が不整の時

一拍だけ脈が不整だと、脈が飛ぶように感じます。これは期外収縮によるものです。

上のオレンジの脈が期外収縮です。脈が飛んだように感じます。本来のタイミングと外れて出現する脈であり、期外収縮と呼びます。詳しくは下のページをお読みください。

期外収縮

全てバラバラの時

全て脈がバラバラの時は、心房細動によるものです。

上の脈は心房細動です。脈がバラバラになっています。期外収縮はたまに不規則になりますが、心房細動は全ての脈がバラバラになります。

心房細動

期外収縮が多く出現している場合は、心房細動と検脈ではわかりづらいこともあります。当院に携帯心電計を置いてますので、よろしければお使いください。

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