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脂質異常/高脂血症外来

脂質異常症/高脂血症とは

脂質異常症/高脂血症とは血液中のコレステロールや中性脂肪が異常値を示す病気です。脂質異常症は症状を起こすことはありません。症状が無いにも関わらず病気とされているのは、心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化を引き起こすからです。

LDLコレステロール

140mg/dl以上

高LDL血症
HDLコレステロール

40mg/dl未満

低HDL血症
中性脂肪(トリグリセリド)

150mg/dl以上

175mg/dl以上(非空腹時)

高中性脂肪(トリグリセリド)血症

の3つのどれかに当てはまる場合に脂質異常症と診断されます。

 

脂質異常外来の目的

日本には脂質異常症の方が3000万人存在するとされています。脂質異常症の治療は多くの場合生活習慣改善です。しかしながら、生活習慣改善のために適切な情報を提供する場所がまだまだ不足しています。また家族性高コレステロール血症などの一部の方には適切な薬の治療が必要です。当院では脂質異常/高脂血症外来を設置し、脂質異常症の方への診療に取り組んでいます。

 

脂質異常外来で行うこと

まず脂質異常症かどうかを確認します。健康診断などで以前の血液検査結果がありましたらお持ち下さい。当院で血液検査を行い診断を行うことも可能です。脂質異常症である場合は、生活習慣改善や薬物治療を行います。脂質異常症は「血管が狭く」なってしまう動脈硬化を引き起こします。頸動脈エコーで血管の動脈硬化の程度を調べ、治療の指標としています。

 

脂質異常外来で行う看護指導

脂質異常症の場合は生活習慣改善が中心となります。自宅での食生活改善や運動が重要です。当院では初回外来や通院時に定期的に看護師から生活についてお話を伺います。ライフスタイルに合わせ、より良い生活を一緒に考えていきます。

 

脂質異常外来と一般的な外来との違い

当院の脂質異常外来と一般的な外来との違いは3つあります。

  1. 定期的に脂質異常症についての情報を共有し、日常生活の相談を行う点
  2. 脂質異常症による合併症(脳卒中、心筋梗塞/狭心症)に対応可能な点
  3. 家族性高コレステロール血症の診療に力を入れている点

の3つです。家族性高コレステロール血症は飲み薬以外の選択肢もあります。家族性高コレステロール血症は高い確率で心筋梗塞/狭心症を生じるため、積極的に治療しています。

 

最後に

脂質異常症は心筋梗塞/狭心症や脳卒中を引き起こします。私自身は心臓病を専門にしており、心筋梗塞/狭心症で苦しむ人を減らすために脂質異常症の診療に取り組んでいます。脂質異常症でお困りの際は是非ご相談下さい。

下のページで脂質異常症の原因や治療、脂質異常症が引き起こす「血管が狭くなってしまう動脈硬化」について解説しています。気になる方はお読み下さい。

脂質異常症

血管が狭くなってしまう動脈硬化

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