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上室性期外収縮、心室性期外収縮

A. 上室性期外収縮

上室性期外収縮とは主に心房から発生する期外収縮を指します。脈が飛ぶように感じる方もいますが、多くは無症状です。生命に関わることはありません。成人に24時間心電図を行うと、ほとんど全員に多かれ少なかれ上室性期外収縮を認めます。これは病的なものではなく、もちろん薬を使うことなどもありません。上室性期外収縮に対しては、強い症状がなければ治療は不要となっています。無害であり精密検査や治療は不要 と説明しています。

 

B. 心室性期外収縮

心室性期外収縮とは心室から発生する期外収縮を指します。脈が飛ぶように感じる方もいますが、多くは無症状です。心室性期外収縮も24時間心電図を行うと多くの方に認めます。心室性期外収縮は、心不全や狭心症に伴って出現することがあります。心エコーなどで心臓の精密検査を行なっています。心室性期外収縮はあまりに頻度が多いと将来的に心臓に負担がかかることがあると言われています。頻度が多いというのは、全心拍数の10-15%以上を指します。心室性期外収縮は日によって頻度が多かったり時間帯によって出現したりすることがよくあります。24時間心電図で心室性期外収縮の頻度を調べています。頻度が10%以下で心不全などがない心室性期外収縮は、治療を要することはない良性の不整脈とされています。

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